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かげぼうし 新装版」 6歳のお子さんに読んだ みんなの声

かげぼうし 新装版 作・絵:安野 光雅
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2002年
ISBN:9784572003713
評価スコア 4.47
評価ランキング 10,723
みんなの声 総数 33
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6歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 『ふしぎなえ』『旅の絵本』など 海外にも多く発表され業績に対し 
    国際アンデルセン賞画家賞、紫綬褒章他 数々を受賞、その独創的で美しい 安野光雅さんの水彩画のファンは多い。

     安野光雅さんの本はいつでも不可思議。
    見開き右と左ページにひかり≠ニ影≠フ国のお話が灯ります。
    雪降り積もる寒い夜にマッチを売る少女。
    野山のずーつとむこうにある秘密の「かげぼうしの国」にも冬が来ます。

    日照時間が少なくなり暇になったかげぼうし達が、世界のあちこちから帰ってくるのです。
    二つの国を自由に行き来できる唯一の男、見張り番。
    ふたりの影がひとつにかさなったとき、安野さんのふしぎな魔法がかかります
    〜つきまとって離れぬ想いを、おもかげや影を引きずるとも言いますね。
    迷い込んだかげぼうしの国の結末はいかに・・・?
    かげとひかりの創造の国へご一緒に・・・ どうぞ。

    投稿日:2017/01/25

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  • 2つの世界が絶妙にリンクしてます

    立ち読み企画で読ませていただきました。
    安野光雅さんの本はどれも好きなので、期待してみてみました。

    光と影のそれぞれの世界。
    それを、左右のページに別々のストーリーが展開するという手法で表されています。
    普通は、「光と影」というと、光の方が明るくて素晴らしいように思われますよね。
    でもこの本では違うんです・・・。

    光の方は「マッチ売りの少女」をモチーフにしたお話。
    影の方は、世界中から影だけが集まる不思議な国のお話。
    登場人物が、知らない間に絶妙にリンクしていきます。

    私はストーリーも絵もとても素敵で気に入りました。
    が、6歳の息子には、まだわかりづらかったようですね。
    自分の知っている「マッチ売りの少女」のお話との違いにとまどっていました。

    子ども向けというよりは、やはり大人が楽しめる絵本かなと思います。
    光のページ、いつもながらの安野さんの絵も楽しめますし、影のページの切り絵はほんとうに繊細で素敵です。
    手にとってじっくり楽しみたい絵本です。

    投稿日:2010/11/01

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