お友達との絶えないケンカの日々に悩んでいたら、こちらのサイトで
この絵本を知り、さっそく息子と読んでみました。
この絵本では女子同士のお話ですが、心の中で悪態をついたり
良くないあだ名で呼んだり・・・子どものリアルな心情が描かれていて
お話が始まるなりスッと入り込んでいる息子の姿がありました。
「心の中で思うのはばれないもんね」とつぶやく女の子。
でもそういうのって目に出ちゃうのですね。相手もムッ。
嫌な気持ちをぶつけると、同じように嫌な態度が返ってくる。
そんな主人公と「しっこさん」との関係が、幾つかの事件を通して
変化していきます。
いつしかお互いを思いやれる関係に・・。
息子、何か感じてくれたらいいな。
そう思いながら読んでいましたが、同時に私もいろいろ気づきました。
子どもにとって仲良しさんが一日学校に来ないことがこんなに淋しいんだ・・とか、ケンカしている最中の鬼のような顔の表現に心の中で
こんなマグマが爆発するのね・・とか。
子供の心の振れ幅の大きさを知りました。
昔は自分もそうだったのに。
子どものこのまっすぐなところが素晴らしくて、でもだからこそ
ぶつかってしまう・・子どもがひとつ成長する瞬間を描いた絵本だと
思いました。