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にじいろのさかな」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
評価ランキング 27,209
みんなの声 総数 214
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7歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 分け合う、譲ることの意味

    こんなことがありました。
    うちの姉妹と、とあるお友達と遊んでいた時のこと、お友達が大切にしているおもちゃを貸してほしいと言う、うちの娘(次女)。
    最初、お友達は、これは宝物だから貸せないと言っていたのですが、最後には、少しだけだよ、と貸してくれました。
    そのやりとりを見ていた長女が、お友達に、嫌なら嫌ってどうして言わないの!と。

    確かに大切なものだから貸したくない!ときっぱり言える強さは大切なこと。
    ですが、大切なものでも譲る気持ちをもてることもまた大事なことです。
    長女は私が!私が!なタイプで、譲るという気持ちがあまりないので、お友達の優しさがあまり理解できずに上記のような発言をしてしまったのだと思います。

    この絵本では、
    自分で独り占めしないでみんなで共有したら、もっともっと楽しいんだよと言うことを言っているのでしょう。
    ウロコをくれないから仲間外れとかはちょっと過激だなと思いましたが、
    分け合う、譲るということの意味を子供たちには感じ取ってほしいと思いました。

    投稿日:2020/08/22

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  • 単純に良いと思いました

    • みーこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子9歳、男の子7歳、

    私は、良いお話だな、と単純に思いました。
    どちらかというと、大人の世界に通用するようなお話。

    仕事場で、成績の良い人がいました。
    その方は、数字はトップクラス、それを自慢としていました。
    でも、そのノウハウを周囲に伝える事はせずに、自分一人で頑張っていました。
    周囲は、「成績がいいからって自慢しやがって」って感じで、あからさまにはしないものの、彼を慕う人はいませんでした。

    成績がいいのに何が悪い?と思う人がいるかもしれませんが、社会、組織というのは、技能も伝承したり、大変な人がいたら助け合ったりが必要だと思いました(個人的には・・・)。

    うろこの意味。
    目に見える物のことなのか・・・捕らえ方によって、感じ方もすごく変わってくるお話ですね。
    タレントでも、美人だからって、売れてきたからってツンケンしてきたって人が、干されてしまったイメージでもありました。

    子どもには単純に、周りと助け合い、分け合えると自分も幸せという風に感じてもらえれば良いなぁと思いました。
    うちの子は、最後に楽しくなれて良かったね、と言っていました。

    投稿日:2013/07/24

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  • 分け与えること

     子育てをして、挨拶よりも教える事が難しかったのが、“分け与えること”。
     挨拶がそうであるように、親が率先して“分け与えること”を示して見せたのですが、現在の息子を観察すると、あまり成功していなかったような気がします(笑)。
     どこの家庭でも、生まれてきた子はその瞬間から家の中心になり、その笑顔見たさに親ばかりか周囲の大人までが与えられるもの全てを与え、子どもは与えられ慣れた果てに独占欲だけが育ってしまっている感があります。

     海で唯一美しいうろこを持つ存在として、周囲からの賞賛に自尊心をくすぐられ喜んでいたにじうお。
     うろこを分けてくれと懇願され、にべもなく断ります。
     “美の玉座”が揺らぐとでも思ったのでしょうか。
     このにじうおの料簡の狭さが、かつて彼を賞賛していた仲間の心を離れさせます。
    初めて、にじうおは「幸せ」を失ったことを実感したのです。

     「幸せ」を取り戻す方法を賢いばあさんたこにアドバイスされても、思い直そうとしないにじうおに、私の中にもある欲望の根深さのようなものを鏡で見せ付けられているようでした。
     
     ところが、この後思いもよらぬ展開で、にじうおが襲われた“不思議な気持ち”。
     これこそが「幸せ」でした。

     “分け与えること” が“喜びを分かち合うこと”に。
    “喜びを分かち合うこと” が「幸福」なのだと私たち親子は読みました。
     みんなが一枚ずつ“きらきらうろこ”を身にまとい、ニコニコ集まっているラストのページで、「よかったね〜」という言葉がお子さんから出れば、きっと伝わっていると思います。

    投稿日:2010/12/15

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  • 小学校最初の読み聞かせでした

    数年前、2年生児童に初めて行った、読み聞かせグループデビュー絵本です。
    息子に選んでもらったのだけれど、ほとんどの子が知っている絵本。
    内容を知っているからか、読み方の拙さか、いきなり男の私が現れた時のざわめきは、絵本を読んでいる最中も突っ込みに変わったのでした。
    懐かしい思い出ですが、子どもたちはこの絵本の良さも充分にわかっているのだと後から感じます。

    銀色のウロコをもつにじうおは、自分の姿を自慢をするけれど、うろこを分けて欲しいと言ったあおいさかなを突っぱねた後まわりから相手にされなくなりました。
    タコのおばあさんにアドバイスを受けて、さかなたちにウロコをあげ始めるのですが、体からウロコがなくなって行くぶんしあわせな気持ちになったのです。

    ものを分かち合うことの喜び。
    にじいろのさかなシリーズの第一作は、友だち作りの原点でした。

    投稿日:2010/12/10

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  • 大事なことを教えてくれる絵本

     小学校で教師をしています。『にじいろのさかな』は、子どもたちも大好きな絵本です。表紙のきらきらした絵にいつも歓声があがります。でも、きらきらしたうろこを自慢しているために周りのさかなたちからさけられるようになるにじうお。そんなにじうおが自分のうろこをさかなたちのあげ、そのかわりに友だちと一緒にいることの素晴らしさに気付いていく様子は、友だち関係を広げていく小学校低学年の子たちにぴったりです。教室においておくと、休み時間などに手にとって読む子どもたちの姿があります。
     シリーズになっている『にじいろのさかなしましまをたすける』では、自分たちと違っても、その違いを認め合うことの大切さを『こわくないよにじいろのさかな』では、想像して怖がるよりも実際に経験することの大切さを『にじいろのさかなとおおくじら』では噂や思いこみ(偏見?)でものごとを判断するのではなく、見て聞いて知ることの大切を・・と子どもたちに伝えたいことがぎゅっと詰まった絵本だと思います。シリーズを通して読み聞かせをし、にじうおの成長とともにみんなで大切なことを確かめ合っています。子どもたちも続刊を楽しみにしています。

    投稿日:2010/12/06

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  • 海の底の世界を味わう絵本

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    7歳の娘も3歳の息子も「おさかな」さんは大好きで、水族館も大好き。
    ダイビングをするパパの影響で、娘は2歳の頃から魚図鑑を良く見ていろんなサカナの名を覚えるほど。
    弟も今、それを追って海の生きものであればなんでも大好き。
    そんな2人は純粋に、海の底の世界をこの絵本で思う存分味わっています。
    じっさいには子ども達には潜れない海の中、非日常=ファンタジーの世界ですよね。
    みなさん「キラキラが綺麗」とおっしゃっていますが、熱帯魚の色の鮮やかさは本当に美しいもので、海の底に棲む神秘的な生き物の美しさを象徴して、このキラキラは意味を持つ気がしています。
    絵本の中でたっぷり味わえる海の世界。
    フィスターさんのインタビュー記事を見て、スイスには海がないとか、特にダイビングもされるように書いていなかったので、ひとえに美しいものを絵で伝える才能をお持ちなのだと思いました。
    ちょうど今クリスマス絵本を色々みていて、フィスターさんのWake Up Santa Clause!(『はやくおきてよサンタさん』)を手にしたのですが、やはり非日常であるサンタの住む雪の銀世界もなんとも幻想的でした。
    絵本を通じてこそ味わえる世界の醍醐味を、余すとこなく発揮される作家さんなのだと、改めて思いました。
    もちろん、「みなでわかちあう」という内容も、美しいうろこがより前面に散らばって美しい絵で表現されて相乗効果で伝わり、フィスターさんが色んなところにテーマのインスピレーションを得られているように、普遍的な内容だと思います。
    でも、「絵」本、という限り、まずは「絵」で伝わってくる世界観を、特にこのシリーズはよく表しているのではないかと思いました。

    投稿日:2010/11/27

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  • いまさらながら素敵な絵本

    にじいろのさかなはとても有名で知っていたのですが・・なぜかじっくり読んだことがないことにいまさらながら気づきました。

    とってもきれいなうろこをもったお魚のお話というくらいにしか知らなかった自分がとっても恥ずかしい。

    そして、漠然とたくさんのキラキラとしたうろこをもっているページが好きだったのですが・・読み進めていくうちに、なぜ一枚のうろこになってしまったのかがわかり、この絵本の奥深さを知ったのでした。

    7歳の娘がこのシリーズを気に入り、すべて読んでいました。
    小学生くらいのほうが、この絵本から色々なことを学び感じる部分が多いのかもしれません。

    幻想的な海のそこのお話は読んでいるだけで癒されます。

    投稿日:2010/08/06

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