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ココロ屋」 8歳のお子さんに読んだ みんなの声

ココロ屋 作:梨屋 アリエ
絵:菅野 由貴子
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年09月
ISBN:9784580821347
評価スコア 4.54
評価ランキング 6,970
みんなの声 総数 12
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8歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 心の冒険

    小学3年の国語の教科書に、この本が紹介されていたので、手に取ってみました。

    心の動きを感じ取る・・・というのが、3年生になると出てくるテーマだと、何かの本で読みましたが、まさに「心」がテーマのお話。
    女の子向けのお話かなぁ・・・と思いましたが、主人公の男の子が心の冒険に出ているような、意外とスケール感のある内容でした。

    叱られてばかりで心が苦しい。
    自分自身も心が苦しい。
    そんな切なくなるような悩みを持った少年が、本当は自分はどうありたいのかということを子供ながらに探り続けています。

    「ココロを入れ替える」ということを考えさせる、題材が光る作品です。

    投稿日:2020/04/21

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  • みんなちがって、みんないい

    友達とケンカして、また先生に怒られてしまったぼく。
    いつもそう。急に腹が立ったり、イライラしたり、友達と衝突して先生に叱られてしまう。
    自分が悪かったってことはわかっているのに――。
    「しっかり反省して、ココロを入れかえなさい!」
    先生にそう注意され教室を飛び出したぼくの前に、不思議なドアが現れます。
    それは、『ココロ屋』へと続く扉。
    カウンターの向こうの主人、ウツロイ博士がにっこり笑いました。
    「さて、どのココロと取りかえましょうか」

    ココロを取り替えるという発想が面白い!
    子供ならみんな、自分が悪いとわかっていても自分をうまくコントロールできないもの。
    それが大人と違うところでもあり、子供らしいところ。当たり前ですよね。
    そんな子供の心情がうまく表現されているお話だなぁと思いました。

    『ぼく』はいろんなココロと自分のココロを取り替えますが、なかなか自分にぴったり合うものが見つかりません。
    本を読んでいて、金子みすずさんの『わたしと小鳥とすずと』という詩の一部を思い出しました。
    「みんなちがって、みんないい」
    自分自身を認めてあげること、とっても大切なことですよね。

    我が家の兄妹にも「面白かった」と好評な幼年童話でした。

    投稿日:2012/11/18

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