うちの下の子はちょうど中学年なので、この児童書を薦めてみました。ちょっとじ季節は違いますが、村上しい子さんの分っで、長谷川義史さんのイラストなら、面白いに違いない!と、表紙絵で勝手に思い込んでいました。
(いつもなら自分が先に読んでから進めるのですが、いろいろ忙しくて、この時は先に子どもが読んだんです)
読み終わったときの、嫌そうな顔ったらありませんでした。
「このしんごって子、嫌い」
短い児童書だったので、すぐに読めましたが、話もちっとも楽しい気分になれなかったそうです。
すぐ後で私も読んでみましたが、確かに!
現実離れしたところ(犬をいじめた刑で、3日間犬になるというもの)を児童書にこんな風に使うのは、ちょっと?と、思いました。
しかも夢オチじゃなく、実際会ったことのようにストーリーは進むし。
これだけ個性あるかめきちのお父さん、お母さん、こいちゃん(妹)、担任を登場させていながら、
しんごとの、読んでいてあまりいい気分がしないシーンばかりを描かないで、もっとほかの人たちを入れた楽しい展開をしてほしかったです。
また、字の大きさや、行間などを考えると、これが小学校中学年向きの作品なのかな?と、考えずにいられませんでした。
それとも、今の小学生の本を読む能力に合わせた?ということなのでしょうか?