カボちゃんシリーズは普段4歳の娘と読んでいるのですが、
この一冊ばかりは他人ごととは思えない!
9歳の長男が噛り付いてきました。
前の晩からちゃんと行く用意をして寝ていればよかったのに、
朝寝坊で持ち物ちゃんとチェックせずにバタバタ駆け出していって、
挙句の果てに、あああれがない、ああこれもない!といった経験は、
息子の前では大きな声ではいえないけれど、私にもあります。
もう、親子でカボちゃんの気持ちが痛いほど分かる一冊でした・・・。
周りの反応、なんとかごまかそうとする気持ち、
もう意を決して取りに帰った経験、私にもあります・・・。
そしてそんなカボちゃんを囲んだオトモダチの友情・・・!
最後は本当にヒトゴトとは思えないくらい、
私と息子も手に汗握りました!
できればこんな経験しないほうがいいんだけどね。
読み終わった後はまるで私が走ってきたかのような
ちょっと疲労感。
お互い、忘れ物はしないように気をつけようね。
でも、人間の弱さと人間の強さが両方描かれていて、
ヒトコマヒトコマがとっても共感できて。
カボちゃんシリーズの中ではこの一冊が金メダルだと思います!