九月姫とウグイス」 12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

九月姫とウグイス 作:サマセット・モーム
絵:武井武雄
訳:光吉 夏弥
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\990
発行日:1954年
ISBN:9784001100402
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,439
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く

12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • なんとまあ子だくさん

    サマセット・モームの唯一の童話だそうです。ユーモアたっぷりの絵本で、特におしゃまな女の子にお薦めかも。
    シャム(現在のタイ)の王様はなんと子だくさん。9人の娘に10人の王子。子どもが増えるたびに、「夜・昼」だの四季だの曜日だのと名前を変えて、8人になったときには月単位に…。アルファベットの名前を与えられた王子も可哀そうですが、名前をころころと変えられたりすれば性格も悪くなろうというもの。兄弟姉妹の中では、一番下の子どもが虐げられたヒロインとして描かれ、最後には良い思いをする展開にはなれていますが、お姉さんたちが悪く書かれてしまって可哀そうな気がします。
    死んでしまったオウムのかわりに、九月姫はウグイスと友だちになります。自由に飛び交うウグイスはきれいに歌い、お姉さんからうらやましがられます。
    お姉さんにつられてウグイスを籠に入れてしまった九月姫でしたが、ウグイスから自由を奪ってはいけないと悟った九月姫。最後はめでたし、めでたし…、でやっぱりお姉さんたちは可哀そうな結末。
    お話の中に、12人目が生まれたら王様がお妃の首を切ってしまうとか、きれいなかごを他にも作らせないために職人の首を切ってしまうとか、タイの人ってそんなに野蛮なのというところもあるのですが、絵の異国性とあいまって、あまり違和感を覚えずに読んでしまいました。

    投稿日:2010/02/11

    参考になりました
    感謝
    1

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「九月姫とウグイス」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

もこ もこもこ / うずらちゃんのかくれんぼ / きんぎょがにげた / いないいないばあ / おつきさまこんばんは / はじめてのおつかい / くだもの / おおきなかぶ ロシアの昔話 / しろくまちゃんのほっとけーき / がたん ごとん がたん ごとん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



フランスの大人気絵本チュピシリーズ日本語訳登場!

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.33)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット