タイトルがおもしろすぎ。
でもふざけたお話じゃないんです。
恥ずかしがり屋のカクレンボ・ジャクソンは
いつも景色と同じ色の服を着ています。
景色を布にしたような
そんな服ばかり着ています。
表紙にもよくみると
カクレンボ・ジャクソンはいます。
そんな恥ずかしがり屋さんが
お城に招待されたのです。
どんな服を着れば
溶け込むことができるだろう。
そう考えたカクレンボ・ジャクソンは
金と銀の布を使い、
きらきら輝く宝石をたくさん縫い付けると
お城のような服を作ったのです。
しかしパーティーはお城の中ではなく
庭で開かれたのです。
誰よりも目立ってしまったカクレンボ・ジャクソン。
ふちの方にいますが、顔を赤らめています。
目立ってしまいました。
ところが女王様と王様が
カクレンボ・ジャクソンの服を気に入り
作ってほしいと言いました。
すると次々に服を作ってほしいとやってきたのです。
洋服屋になったカクレンボ・ジャクソンは
まだ恥ずかしがり屋ですが
もう景色と同じ柄の服は着ていませんでした。
特技のおかげで個性が見えた
いいお話だと思いました。