先日読んだ「病気の魔女と薬の魔女」という、魔女の世界を描いた作品をとても楽しく読みました。
その作者が魔女好きになったきっかけというのが、この「小さな魔女」。
興味が沸いてきたので手にしました。
若くて(といっても127歳)小さい魔女は、魔女のお祭りワルプルギスの夜に参加して大目玉をくらいます。
来年のワルプルギスの夜に参加するには、「よい魔女」になることが条件。
この小さい魔女は、「よい魔女」を目指して頑張ります。
果たして1年後、彼女はよい魔女になっていることができるのでしょうか。
最初は身勝手で小生意気な小さい魔女にいい印象はなかったのですが、次第にそんな気持ちにも変化が。
困っている人を助ける姿に、だんだん親しみと愛着がわいてきます。
読み手からすると彼女はだんだん「よい魔女」になっていくのです。
ところが最後にどんでん返しが・・・そしてそれを超えるクライマックスが待っています。
子供の頃、魔女に憧れて掃除用具のほうきにまたがり飛び跳ねていたのを思い出しました。笑
それぞれのエピソードは短めなので、子供に読み聞かせするにはもちろん、子供自身が少しずつ自分で読んでいくのにもいいのではないでしょうか。