人が何かをしたいとき、どんな車に乗ればいいのかクイズ形式で次々と出てきます。
ページをめくるとその答え、そして次のなぞかけとそのヒントになるイラストが右端にチラッと描かれているので、飽きずにどんどん読み進められますね。
改めて考えてみると、いろんな車が存在しているのは、それに応じたいろんな仕事があるからであり、どの車もその目的が果たせるように工夫が凝らしてあるのですね。
色々な車への興味が生まれると共に、世の中にはたくさんの仕事があることを知り、たくさんの人への感謝が自然と生まれることでしょう。
最後に、街のあちこちに絵本の中に出てきた車があるので、一緒に探してみるのも楽しいですね。
さらに、絵本の中に出てこなかったたくさんの車たち。名前を知るだけでなく、「これはどんな時に乗る車かな」「どんなことをする車かな」と考えてみるきっかけにもなりそうです。
世の中に車の絵本はたくさんありますが、この絵本にはひと味違った工夫がたくさん詰まっていますね。
鈴木まもるさんの優しいタッチの挿絵が心温まる、素敵な絵本です。