今度は、お父さんが忍者を連れて帰ってきます。とうとう、お父さんにも「いいから いいから」がうつってきたのでしょうか?
忍術が下手な忍者は、おじいちゃんの家で一生懸命に、忍術を練習します。危険なこと、この上ないのですけど、相変わらず、おじいちゃんは「いいから いいから」です(笑)
@で でてきたカエル模様のパンツが干してあったり、Aで でてきたおばけがチラっと見えたり、相変わらず赤富士の絵もかかっているなど、シリーズを通して読んでいる読者には、いろいろ細かいところも楽しめます。(赤富士は、部屋だけでなく、トイレや脱衣所、廊下でも見ます。このおうちは、よっぽどの赤富士好き?)
そして、私は扉の絵の、床の間の掛け軸と、生け花が気に入っています。毎回、微妙に違う「いいから いいから」の文字。花器、活けてあるお花。すごくいい感じです。(ただ、書の下の、「TEMPURA」とか「OYASHIRAZU」とかって、いったい何のこと??)
さいご、お母さんが忍者になるというのは やっぱりヘンだけれど、似合ってますね。可愛い。そして、おじいちゃんの言葉は、今までの中で一番 まともでした。
「あせることは ありません。ゆっくりやれば いいから いいから」
いい言葉ですね。肝に銘じます!