がまくんとかえるくんの友情物語、5編です。
その中のお話、『おてがみ』は、小学校の国語の教科書で出会った、ローベルの初めての作品でした。
最初に絵を見た時、かえるの描き方があまりにもリアルなのに、二足歩行ということに、少し抵抗を感じました。
でも、そのお話といったら、がま君を思うかえるくんの気持ちが、あまりにも切なくて、涙なしでは、読みすすめませんでした。
どちらかというと、がま君の方が、かえるくんにお世話してもらっているお話が多いのですが、『おはなし』では、がま君がかえるくんのために頑張ります。でもちょっぴり三枚目。
とにかく、相手のことを思うあまりに出た行為が、胸に響きます。
がまくんとかえるくんは、本当にいい友だちだと思いました。