私は個人的にアメリカという国があまり好きではありませんが、こと個人の自由の権利については「国として」先進国であり、素晴らしいと思っています。
この絵本は黒人(差別人種)の女の子が主人公ですが、彼女がどんなつらい“差別”を受けながらも、一人で向かった先にあった「特別な場所」が≪図書館≫であったことが、私はとてもうれしかったです。
いろいろな知識を教えてくれたり、
自分では経験することのできない世界を見せてくれたり伝えてくれたりする『本の世界』を自由に見たり読んだりできる!≪図書館≫に入り、本を読む権利。
そんな権利が、各種公共機関の中で、まず初期の段階で確立していたことに感動しました。
やっぱり、本を愛する人たちは意気込みが違うんだな。と、思いました。
ここ数年、「図書館」にまつわる絵本のシリーズがいくつか発行されていますが、今まで読んできたそんなシリーズのなかでも私は一番気に入りました。