朝刊、トースト、コウノトリさんなどなど、いろいろなもののおしゃべりが楽しめる絵本です。
中には姿が見えないもの(夏休み・冬休み・春休み)までおしゃべり。
でもそのお話の内容が、意外と的を得ているような気がするのです。
本当にそんなこと話しているんじゃないかって。
爆笑するほどではないけれど、フッと笑ってしまうような場面が盛りだくさんです。
笑いを誘うようなものが多い中、最後の黄色い風船にはちょっとシンミリしてしまいました。
娘が黄色い風船が好きで、よく遊んでおり、よく見る光景と重なったから。
だんだんしぼんでいくのがちょっと寂しいのですが、また次があると思っていた私。
でもその風船はもうそれしかないんですよね。
この絵本の黄色い風船のお別れの寂しさが伝わってきました。
この絵本に載っていないものいくらでもあります。
子供が大きくなったら、いろんなものの気持ちを考えてみるのも楽しいかも。
想像力がグーンと伸びるような気がします。