読み聞かせをしている間、膝の上に座っている息子がこんとあきの冒険の世界へ入り込み、夢中になっているのが伝わってきました。
最近では絵本の好みもはっきりしてきて、気に入らないと途中でよそ見したり関係ないことをしゃべり出したり。
この「こんとあき」は久々にどっぷりとのめり込むことの出来るストーリーだったようです。
小学校低学年の頃、私も3つ年上の兄と二人だけで特急電車に乗り、隣県の祖父母の家まで行ったことがあります。
駅に祖父母が迎えに来ていたので結局電車に乗っただけだったのですが、小さな冒険にわくわくドキドキ、ちょっぴり不安だった気持ち、そして成し遂げた時に少し大人になったような誇らしい気持ちだったことを思い出しました。
本作はあくまでもファンタジーですし、現在の治安状況では小さい子供を冒険させることは難しいのは事実。
この絵本を読むことで5歳の息子も一緒に冒険したような気持ちになれたのならとても嬉しく思います。
それにしても、こんが可愛らしい!そして小さいのに健気にあきを守ろうとする勇気に、大人である私まで胸が熱くなりました。