中川さんの嘘についての文章に、ミロコマチコさんの大胆な絵が素敵な一冊です。
身近な嘘について考えているのですが、うそとお世辞といいわけの違いはなんだろうなーと思いながら読みました。嘘をついたほうがその場がうまくやり過ごせる場合もある場面の数々が、絵本になっています。
だんだん反抗期に差し掛かってくる小学校中学年以降ぐらいで読むと
より共感できるのではないかなーと思います。
「おこる」「泣いた」に続くシリーズですが、この「うそ」も子供の心に寄り添った良いテーマだと思いました。
子どもが大きくなっていけば、綺麗ごとは通用しなくなりますから、
こちらも大人として一緒に考えればいいと思います。