「かたつむりって知ってる?」と聞いたら、ほとんどの人が(よほど幼い子どもを除いて、おそらく全員?)「知ってるよ〜」と答えるでしょう。私ももちろん知ってます。
でも、この絵本に出会って、実は、ほとんど何も知らなかったことがわかりました。どんな風に生まれてくるのか、何を食べるのか、うんちのしかた、体と殻が一緒にどんどん大きくなること・・。すべてが新鮮な驚きでした!
つゆくさ、たんぽぽ、シロツメクサなど身近な植物は、みんなかたつむりの美味しいご飯なのですね。こういう場所を探したら、かたつむりに出会えるのかな?ちっちゃな可愛い赤ちゃんかたつむりに出会ってみたいです。
身近な自然に触れること、関心をもつこと、しっかり観察することは、子どもにとって大事なこと。この絵本はその良いきっかけになるでしょう。
余計なものを描かず、白いバックに見せたいものを大きくはっきりと、しかも優しいタッチで描いた画面は子どもにとって、とても見やすいと思います。
梅雨、かたつむりがクローズアップされる時期に、ぜひ子どもたちと読みたい一冊です。