犬のワンダと共に、遠くで仕事をするお父さんを待つ男の子。
この男の子のけなげな姿に、ほのぼのとした気持ちになるお話です。
お父さんを乗せた汽車が走り出す前に、先回りして陸橋で見送る男の子。
その光景に、自分の子供の頃を思い出しました。
よく仕事にいく母を、団地の2階のベランダからずっと見送っていたのです。
もう何十年も前のことですが、つい最近のことのようによみがえりました。
お父さんがいなくて本当は寂しいだろうに、ワンダと一緒に汽車のおもちゃを見ながら明るく待っている男の子。
きっと、お父さんからいっぱい愛情もらっているから、待つ時間も楽しく穏やかな気持ちでいられるのだろうと思いました。
ラストのサプライズにはとても幸せな気持ちになれます。