遠くへ出稼ぎに出るお父さんの汽車を見送った「ぼく」は、
近くのおもちゃ屋で同じような汽車を見つけるのです。
なんだか親しみを感じて、日々通って眺めながら、
「ぼく」はお父さんに想いを馳せます。
おもちゃの汽車が時空を超えてお父さんとつないでくれる、
不思議な感覚ですね。
スズキコージさんの、不思議な画風がマッチしています。
ラストは、描かれた絵をよく見ていると、文章では表現されていない、
サブストーリーが浮かびます。
親子の交流がとても素敵です。
夢というテーマの本を探していた時、司書さんが薦めて下さいました。
なるほど、です。