忍者一家の跡取り息子である「くろくも にんじゅろう」は、
日夜(主に夜)、忍者修行に明け暮れています。
そんなある日、忍者学校から帰宅すると、父母がいない。
「せっしゃの にんじゅつの うでまえを たしかめようと、たくらんでおられるに ちがいない」
そう思えばしめたもの、鬼ごっこのようにうきうきして、
習ったばかりの忍術を駆使して、
「父上」「母上」を、床下の座敷牢に落としてしまった…つもり。
ところが…?
6歳の娘には、まだまだ難しいことばがたくさん。
フリガナはありますが、漢字もかなり出てきます。
とはいえ、言葉のリズムがよく、内容も面白いので、
読み聞かせてあげると喜んでいました。