入学を控えた娘に、「数の絵本」ということで読んでみました。
魔女ひとり、のらネコにひき、かかしさんにん、と増えていき、1〜10までの数字が出てきます。
そしてまた、まけん じっとう、ガイコツ くにん、と減っていくので、確かに数の絵本といえるのでしょうが、正直数のことが全く頭に入らず、絵とストーリーに夢中になりました。
不気味な材料をあつめて、不気味なシチューをつくるのですが、雰囲気を作って静かに、思いっきり不気味に読み聞かせると、子どもたちの顔がものすごく真剣で、嫌そうな顔になっていくのが面白かったです。
さいごの「さあ どうぞ」が最高です。本気で「いらない!」と言いながらも、かなり夢中になって聞いていました。
私自身も、こういう絵やお話が大好きです。
眠れなくなるほどの怖さでもなく、ちょうど良く怖がって楽しめました。3歳の子も「やだ〜、ガイコツが怖い」などと言いながらも、楽しんでいたようです。
ただ「数」ということでいえば、6歳の娘にはかなり簡単すぎて、全然頭を使うことがなかったです。1から10までを数える練習をしているくらいの年齢の子に良いかもしれません。
数を抜きにしても、十分ストーリーだけで面白い絵本です。