新美南吉の童話絵本です。
黒井健さんがイラストを描かれています。
いたちのおならって、スカンクじゃあるまいし……!とても短い話ですが、オチが可愛くて笑っちゃいました。
同時収録のやはり短い童話「こぞうさんのおきょう」も、吉四六さんのとんち話にも似たような話が残っていますが、
こぞうさんとうさぎのやり取りや、失敗しているのに(お経の)お礼を言ってくれる檀家さんのおうちの方々の心の広さ!
ほほえましく読ませてもらいました。
話も優しくて素敵ですが、この世界を穏やかな優しいトーンで描いてくれている黒井さんの絵の力も多いと思いました。