新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる
話題
ちょうおもしろい

ちょうおもしろい(フレーベル館)

超おもしろい、腸の世界を探検しよう!

  • 笑える
  • 学べる

オーパルひとりぼっち」 ヒラP21さんの声

オーパルひとりぼっち 作:オーパル・ウィットリー
絵:バーバラ・クーニー
訳:八木田 宜子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1994年
ISBN:9784593503162
評価スコア 4
評価ランキング 27,696
みんなの声 総数 6
「オーパルひとりぼっち」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 寂しげなクーニーさんの絵と、散文のようなオーパル・ウィとリーの文章。
    なんとなく素通りして、作者の後書き、訳者の後書きを目にしたら、この絵本に描かれているものが、とても大きく思えてきました。
    文章はオーパルが5、6歳の頃に書きとめた「日記」だったのです。
    その日記は、義理の姉に破かれたものの捨てきれずにオーパルがしまっておいたものだったのです。
    その「日記」が形になったのはオーパルが20歳になった時。
    どうしてこのようなことになったのでしょう。
    破かれたのは義理の姉が目にした内容に対する怒り?
    どうして義理の姉と一緒に生活していたのでしょう。
    オーパルは小さくして両親を失っていたのです。
    そしてこの絵本に登場するのは養女として彼女を迎え入れた新しいお母さん。
    オーパルは寂しかったのです。
    20歳にしてこの絵本を出す際に、オーパルには日記に書かれたほどに養母に憎しみはなかったに違いありません。
    ただ、5、6歳のオーパルには、養母は厳しい存在だったのです。
    様々に心に染み入る要素をもった絵本です。
    寂しさの中で仲良くなった動物たちや、木にまで付けた名前はとても意味をもった名前ばかり。
    幼い子供が伝説や歴史上の人物の名前を、繰り出せたのは死んだ両親が残した「本」を読んで得た知識。
    子どもの視線で書かれていながら、年齢以上の深みと子どもならではの純粋さに満ち溢れています。
    何度も転居を繰り返したオーパル。
    噛みしめるほどに味わいのある絵本でした。

    投稿日:2012/10/05

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「オーパルひとりぼっち」のみんなの声を見る

「オーパルひとりぼっち」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / じゃあじゃあびりびり / おつきさまこんばんは / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(6人)

絵本の評価(4)

何歳のお子さんに読んだ?

  • 0歳 0
  • 1歳 0
  • 2歳 0
  • 3歳 0
  • 4歳 0
  • 5歳 0
  • 6歳 0
  • 7歳 0
  • 8歳 0
  • 9歳 0
  • 10歳 0
  • 11歳 0
  • 12歳〜 1
  • 大人 4

全ページためしよみ
年齢別絵本セット