子どもの頃の教科書に載っていたお話で、先日レオ・レオニ氏の原画展へ行ったのをきっかけに、久しぶりに手に取りました。
ティーカップや壁紙などの柄を多用した切り絵がすてきです。
よく見ると、アレクサンダ(本物のねずみ)の体は紙をちぎって、ウィリー(おもちゃのねずみ)の体は紙を切って、質感が異なるように描かれていました。
何より美しいのは、魔法のとかげとむらさきの小石です。
ねずみの灰色とは対照的に鮮やかな色で、本当に不思議な力を持っているように感じられます。
ぜんまいねずみの友だちが捨てられることを知ったアレクサンダの願いは……?
今まで読んだレオ・レオニの絵本の中で、絵もお話も一番好きです。