とても面白くよみました。
アレクサンダは、ぜんまいねずみと友達になります。
でも、人間にいつも邪魔者にされているアレクサンダは、アニーにとても大切にされているぜんまいねずみを羨ましく思います。
友人にやっても”うらやましがる”気持ちってありますよね。そんなところが、とても、人間らしく(ねずみでした・・)好きです。
他の人は、よく見えますよね。
大人もそうです。
きっと、ぜんまいねずみも、アレクサンダがいつでも自由であることをずっと羨ましいと思っていたと思います。
友達でも、互いに羨ましい気持ちを持っていて、それが”尊敬”になるか、”ねたみ”になるかは、紙一重。
アレクサンダは、”ねたみ”に似た感情を抱いていたのでしょうね。でも、そんな友達のことも思いやれる強さはすばらしい。
大人も子供も楽しめる本です。
文章は長めですから、4歳くらいがいいのではないでしょうか。
子供は、”まほうのとかげ”のほうが気になるようです。
この本は、切り紙のような絵で作られています。
その紙が、日本的なものが多いのがとても気になりました。
レオニは、日本好きだったのでしょうか?