新刊に気づくのが遅くて…、やっと読みました。
“シノダ!”シリーズは今回も、テンポよく楽しく読めました。
小学校の中学年くらいになったら是非、手に取ってもらいたいシリーズの一つです。
化けきつねのママと人間のパパを持つ3きょうだいの物語。とはいえ今回は「1号」と「2号」(ユイとタクミ)がメインのお話しでした。
シリーズの中では今まで、ママの親戚ばかりが目立ってきましたが、この9巻では、パパの田舎のおじいちゃんおばあちゃん(パパのお父さんとお母さん)が登場します。
このおじいちゃんとおばあちゃんがほんとに素敵な二人で、この物語を読んだ子どもたちの中には、こんなおじいちゃんおばあちゃんが欲しいなぁと、思うお子さんも少なくないのではないでしょうか。
物語はパパの田舎の妖たちのお祭り「ナツギ祭り」に、地元ときつねの兄弟と友達になったユイとタクミが参加するという内容のもので、
このお祭りは、“お客(土地神や精霊、動物、鳥などの化身)”など、手形を持っているものだけが入れるらしく、ユイやタクミ、友達になった弟きつねのトビ丸はうまく入れるかどうか、ドキドキしながら読み進められます。
読むのにお薦めな時期は夏休み、ユイやタクミと一緒に不思議なお祭りを体験してみませんか。