2009年7月「こどものとも」発行の作品が、このような形になったんですね。
表紙絵の燻煙式渦巻き型の蚊取り線香が、とても懐かしくて開きました。
見返しから、蚊が飛んでいます。羽音も聞こえて来そうです。
扉絵で焚かれた線香の煙が、次見開きへ。
案の定、蚊が落ちています。
けむりが もんもん かが ぽとん
ぽとんっていう音が、なんかいいなぁ〜、なんて思いながら先を進むと、ぽとんの数が増えて行き、さらにお花が、・・・・・・。
確かにあの匂いは、むせるような息苦しさもあるから、お花も時にはね〜なんて、次を開いて、えっ?えっ?え〜〜〜?でした。
もう、こうなれば、お話の中に取り込まれてしまいます。
どんどんお話の世界が広がって、最後の締めがお見事でした。
新学期の5年生のお話会で、導入に読んでみようと思います。