ひらがなで「○と○はせんそうしない」と繰り返されます。読み終わり、「せんそうしない」ことは、当たり前のことだと、ごく自然に思われました。そして、「せんそうしない」ことは「共存」するということだとも。
ですが、人間は大昔から 敵と味方に分かれて戦ってきました。そして、今も世界のどこかで・・・。
小さな子どもは、おもちゃの取り合いの時、相手をたたいたり、時には噛みついたりします。もう少し大きくなると「ボクのだよ」「かして」「じゅんばんね」「ごめんね」と言えるようになります。私たちは、幼い頃に砂場で、教室で、親や先生に教えられて、みんなで育ってきたのです。
言葉が豊かになり、相手の立場も思いやれるように成長すると、力づくで思いを遂げようとすることは少なくなります。
「せんそうするのは おとなとおとな」
砂場での教えを、大人みんなで 再確認したいです。