背が高い、低いという問題は、わりと大きな問題です。特に子供にとってはね。
もっと背が高かったらよかった、と小さい子は思うし、大きい子は大きい子で、ちっちゃいほうがよかった、なんていう子もいるし。
このお話もそんな背のお話です。
大きいトンは、大きいことが素敵だと思っているし、小さいポンは、小さいほうがいいと思っている。
1ページ1ページに、いかに「大きくて」よかったか、いかに「小さくて」便利だったか、がわかりやすくのっています。
あぁ、たしかに、こういう場合は背が高いほうがいいよね。
こういう場合は、小さい方がいいよね、ってうなずきながら読みました。
でもね。人それぞれ。どっちがいい、どっちが悪いってもんでもない。
両方いいね、っていう結論に仲良く落ち着くところがいいですね。