さすがくすのきしげのりさんの絵本です。
教育に携わっているだけあって
子供の気持ちをわかってくれます。
運動会のお話です。
そうたくんは練習の時間から
足が遅いことを気にしています。
元気いっぱい校長先生は
毎朝校門に立って挨拶してくれるし
掃除もしてくれる
修理もしてくれるし、一緒に給食も食べます。
そんな校長先生が
どうすれば早く走れるか
みんなに教えてくれましたが、
みんなでそのやり方をしても
そうたくんはみんなより早くはなれません。
足が遅い私も運動会の徒競走の時間は
本当に苦痛でした。
何もしても早くなれない。
みんなが早すぎて追いつけない。
悲しくなりました。
そうたくんの自信のなさを
校長先生は悟ってくれていました。
そうたくんのために動いてくれた
校長先生は素晴らしいと思いました。