今、自分も毎日フルタイムで仕事をしながら子どもの「読んで」に必ずしも応えられない日もあったので、タイトルを見たとき、後ろめたさがあって少しドキドキしながら読みました。読んだあと、心にじわじわくる暖かさが残り、ぎゅっとしたくなりました。たんじょうびプレゼントの包みをあけたとき「よかったねー」と膝の上の娘と一緒に喜びました。
本当は「読んで」って言いたい子どもの気持ちも、
「読んであげようか」って言いたいけど忙しくてなかなか答えられない親の辛さもわかるなぁー、うん。って言ってあげたくなる1冊でした。
小さい頃の我が家がこんな感じだったのです。もちろんその時は、親の気持ちなんて考えたこともなかったけど、早く一人で読めるようになって弟やお母さんに読んであげようと思った気持ちも思い出しました。我が家でも、私が疲れた日には娘が読むお手伝いをしてくれています。たくさんたくさん一緒に絵本を読みたいなと思いました。