センダックの最後の作品としては、エネルギッシュで、パワフルで、老いを感じさせないハデな絵本です。
バンブルアーディが、おばさんから初めて誕生日のお祝いをしてもらいます。
誕生日のお祝いをしてくれなかった両親が、豚肉にされてしまったから、おばさんに引き取られたという、何ともブラックなきっかけに唸りますが、絵本は弾けてます。
それほどバンブルアーディは、愛に飢えていたのでしょうか。
怪しげな友だちが押しかけて来たけれど、あまり染まらないでくださいね。
最後は巧くまとまりましたが、センダックは意味ありげな作品を残してくれました。