『The Dead Bird』が原題。
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの作品ということで手に取りましたが、
題名に一瞬ひるみます。
子どもたちが見つけたのは、死んだばかりの小鳥。
心臓は動いていないけど、まだ温かい。
その感触が伝わってきます。
じきに冷たくなり、硬直していく様子がしっかりと語られます。
「しんだ どうぶつは、みんな そう。」という語りで、
しっかりと死を受け止められそうです。
その上で、子どもたちは、小鳥のためにお墓を作ってあげます。
泣き、歌を歌い、花を供え。
それからも、やってきて、段々とフェードアウトして。
最後の営みが、全ての死そのものに感じられました。
小学生くらいから、命を考える作品として。