きつねのこと、うさぎのこと、くまのこが渡りたい長いつりばし。
でも怖くて渡れません。
つりばしの向こうに、同じ年くらいのきつねの女の子がいると
いのししのおじさんに聞いて、
いっしょに遊ぶためにつりばしを渡りたくなった、きつねのこ。
まいにち、一歩ずつ、渡る練習をします。
6歳になったばかりの息子も、きっときつねのこと同じ年くらい。
きつねのこの気持ちがよく分かるようで、
一生懸命、見入っていました。
きっと心の中で、
「がんばれ、がんばれ」って、応援していたんだと思います。
つりばしにボタンの花を置いたり、
つりばしでハーモニカを吹いたり、
怖いけど一生懸命、つりばしを渡る練習をします。
小さいながらも、一生懸命に何かを成し遂げようとする、
小さい子供の気持ちが、とってもよく伝わってきた一冊でした。