昭和20年8月15日は、日本が戦争に負けた終戦の日です。
このお話は、満州です。
女の子と年老いた狼が、コウリャン畑にうずくまり、女の子は、狼を、飼い犬のベルと間違えて泣きじゃくりながら狼のせなかに抱きついてきたの、狼は、自分の子供のように懐にだいてやります。その絵が何ともかわいく優しいのです。
しかも 死に場所を探しているの・・・・
女の子と狼がまるで親子のようで!
悲しいことに、女の子はね、はしかにかかっていて、死んでしまうのです。
狼は、悲しかったんでしょう。
仲間のところに連れて帰り大事に守ってやろうとするのです。
狼の優しさに涙がでます。
そんな狼の優しさも、おおかみが子供をさらっていくと、思った人間が、鉄砲で、殺してしまうのです。
ああ〜
狼の優しさが・・・
狼を、殺したにんげんは、冷たくなっている女の子を、土にうめてお墓を作るのですが・・・
狼のことは,ほったまま、風化して骨になって、女の子を守っているのです。
同じ命を持つ動物なのにね・・
はかない命ですね!
命あるものの運命を感じます。