七夕の由来を描いた作品です。
炭焼きの若者が出会ったキツネの導きで、たなばたという娘と知り合うのですね。
このくだりは、まさに羽衣伝説。
そして、またもや
て、またもやキツネの導きで、天へ上る若者。
母神による難問は、古来の神話にも似た感じです。
そして、有名な瓜のエピソード。
やはりここの場面がクライマックスです。
小学校のおはなし会で読みましたが、やはりここで、聞き手が惹きつけられていました。
語り口も民話調で、版画の絵も素朴で、いいコラボです。
巻末に再話についてきちんと解説があり、丁寧な編集が嬉しいです。