12月24日から25日にかけてのサンタクロースの行動を、1ページ最大12コマのカットで描かれた漫画のような絵本です。
登場するサンタクロースは、普通の家に住んでいる一人暮らしのおじいさん。目覚まし時計で目覚め、顔を洗って、着替えをして、………。その間に書かれている言葉は殆どが文句!でも、本当のサンタクロースはこんな感じかな?なんだかとっても人間味のあふれるキャラクターに苦笑してしまいます。(寝る前に入れ歯の手入れをしています)
読んであげるなら4才からとなっていますが、文字よりも絵を読む(感じる)絵本ですので、ひらがなやカタカナが読めるようになった子供が自分で読んだ方がよいと思います。読み聞かせるなら、絵だけの箇所は指で追いながらオリジナルの解説を付けることが必要でしょう。
残念なのはFATHER CHRISTMASを”さむがりやのサンタ”と訳したところ。題名から本書の内容は読み取れません。