「いっこ、さんこ、いっこ、さんこ」のリズムで始まり、さんこ、いっこ、さんこ、さんこなど、リズムが崩れていくところがおもしろい。
なぜ、にこじゃないのか?と大人のわたしは最初思ってしまったのだが、既存を壊して、奇数のいっことさんこの繰り返しの音は、だんだん頭にすんなり入ってきて、何度も子どもたちと繰り返し読みたくなってしまう。くせになってしまうのだ。
色彩もとても豊かで、クイズ形式で、「たまごはなんこ?」「キャンディーは?」とはさんだりして、子供たちと楽しく読める本。
終わった後に、あーちゃん、さんさい、(なぜか)ママ、いっさいーと叫んだ娘。それから、つみきで、いっこ、さんこ、さんこ、いっこと、にこにこ歌いながら親子でいっしょに遊べる本でもあるのがいいですね。