表紙からピンときますね。
そう、鍋が主人公なのです。
黒電話にちゃぶ台のある、昭和なお店の鍋、ワタナベさん。
寒い日営業のお店には、鍋持参のお客さんがやってきて、
煮込み料理を買い求める、という訳ですね。
出来上がる様子はちょっとしたファンタジーですが、納得のクオリティ。
そんなお店に、ナポリタンを所望する男の子がやってくのですが、
ワタナベさんは見事、一つ鍋で完成させます。
もちろん、巻末にはレシピまで。
独特の風合いの画風は、まろやか、ほっこり。
やはり寒い日に読んであげたいですね。
幼稚園児くらいから楽しめそうです。