私が小さいときにとても大好きだった絵本です。てんぐちゃんの持っているものがうらやましくて、家族におねだりするだるまちゃん。家族は、たくさんのものを出してきてくれます。でも、その中には思うようなものがありません。そのうち、だるまちゃんは、天狗ちゃんが持っているものに似たようなものを工夫して探します。選んだものが、なんだか「似てるよ!」ってほほえましくて、大好きです。
小さいときは、人が持っているものがうらやましくてほしくなる気持ちが誰にでもありますよね。でも、それをすぐに買い与えるのでなく、こんな風に工夫することを家族で楽しめたらいいな、と思った一冊でした。