人間の影のお話です。
この影、スムートは毎日退屈です。
つまらない本みたいです。
影と一緒の男の子が大人しい子なんです。
とんだりはねたりもしない。
ちょっとしたいたずらもしない。
そうなると自動的に影は退屈です。
やってみたいことがたくさんあるのにな・・・
そんなことを考えてたら、
影が男の子から離れていました。
あれっ?なんで?
でもこんなチャンスないよね?
そうとなったらじっとしていられません。
あれをしたりこれをやったり
そんな影を見て他の影も
あの子にできるなら私も・・・と
影だけで動き出します。
ただ他の影は人間とくっついたままで
形だけ変わっているものもありました。
スムートをみつけた男の子は、
本当はぼくもいろんなことやってみたかったと
本音を言い出しました。
そこからは楽しい毎日。
お互いに良い結果となりました。