浦島太郎・桃太郎・金太郎の謎に挑んだのは、斉藤洋さん。
なんと、サブキャラの、亀、犬、熊から聞き取ったという体裁です。
まずは、それぞれのおはなしをしっかり頭に入れてから読むことをお勧めします。
昔話ということで、あいまいに流してしまう謎に鋭く切り込むところはさすがです。
斉藤洋さんということで、軽いイメージがあると思いますが、
意外にも重厚です。
そして、説得力のある解明に納得させられてしまいます。
でもそれだけに、もとのおはなしの奥深さを体感できるのではないでしょうか。
児童書ですが、日本史の知識もいるので、小学校高学年くらいから、
大人も味わい深いと思います。