ベランダに出て外を見ている男の子・・・きっと引っ越してきたばかりでまだ外に出る勇気がないのでしょう。
そこに、緑のホースの声が聞こえてきました。
「散歩行こうぜ」
けんたはホースとブラシを持って外へ出ます。
まずは青い車を洗ってしかられますが、公園へ行くと同じ年頃の男の子たち・・・落書きされた壁、そして楠の木・・・いろんなひと、ものが、ホースを持ったけんたに声をかけてきました。
そして、物語が終わりに近づくにつれ、少しずつですが、けんたは変化していきます。
読後のさわやかな気分は、ほんとうに、ホースでシャワーを作って水遊びをしたあとのようです!!
きっと、あしたはけんたは砂場で男の子たちと元気に遊んでいるでしょう・・・。
けんたよりさきにホースが返事したり、しかられてもめげない様子が面白いようです。娘も気に行って何度も何度も読んでいます。