ある夏の日、けんたに、ベランダの隅にあるホースが
「さんぽにでかけようぜ」と話しかけます。
出かけた二人は、行く先々で、ほこりだらけの車を洗ったり(持ち主に怒られますが!)、砂場に水を流して男の子の泥遊びを手伝ったり、落書きの壁をきれいにしたりと、大活躍します…。
ホース持ち前の発想と行動力は、見ていて気持ちがいいです。
二人のツーカーの関係は友だちそのもの。
水がどんな遊び道具にでもなりうるのは、子どもの世界ならでは。
(自分の子どもの頃を思い出しました…)
散歩から帰ったホースが、疲れて眠る場面は、ほのぼのとしていて、笑みを誘いました。
夏に読みたい一冊です。