普通に暮らしていたのに、親子4人で暮らしていたのに、戦争が始まり、お父さんを奪われて、不安な日々を過ごします。
そしてとうとう、安息の地を求めて国を出ることにするのですが…
希望で始まった旅は過酷で、家族の荷物がどんどん減っていきます。
国境を越え、船に乗り、やっと着いたところから、また列車に乗って、旅は続きます。
たくさんの渡り鳥に思いを馳せ、安心して暮らせるところへたどりつけますようにと願います。
私たちは、ニュースで、この家族のたどり着く先を知っている。
そこは、けして安息の地ではない。
もとの平穏な生活には戻れない。
その事を知っている。
それでも、願わずにはいられない。
いつか安心して暮らせるようにと。
この家族の旅が終わりますようにと