ロングセラーの絵本なので、やはり読み継がれてきただけの高いクオリティが感じられます。
明日から初めて学校にいく男の子が、不安や緊張から前の晩になかなか眠れないようすが手に取るようにわかります。
男の子は大好きなクマのぬいぐるみのウィリーに語りかけて、「今日はちょっとだけ明かりをつけて寝ようか」「お水が飲みたいの?」「やっぱり一緒に寝ようか」などなど、いろいろと工夫をこらして安心感を得ようとします。
次の日の朝は、少しだけ自信をつけたように見えるのは、大好きなウィリーに、成長した自分を見てもらいたかったのかな。
進学するお子さんや何か大事なことがあって緊張しているお友達などへの贈り物にもぴったりです。