たくさんの素敵なお話に絵を描いてこられたいもとさん。この絵本も、大好きです。
ちいさな子どもというものは、相手の話を十分に聞くなんてなかなかできるものではありませんよね。
この絵本の主人公も同じです。だけど、よそのおばあちゃんの話を一生懸命聞いてあげたことで、そのおばあちゃんがスッカリ元気になるのです。
そんな経験をすることで、この子どもは何にも代え難い素晴らしい人生経験をしたことでしょう。
今の世の中、寂しいお年寄りも多く、若い人でも話す相手の少ない人もたくさんいます。こんな世の中だからこそ、子ども達に何度も読んであげたいと思いました。
そして、大人も一緒に「話を聞く大切さ」に気づかなければならないと感じました。
昨年は、一年生〜三年生に読み聞かせをしました。どのクラスでも、静かにとっぷりと聞いてくれました。