妹ができてからチョットひねくれ者気味のお兄ちゃんに、読み聞かせています。内容を理解しているのかどうか分かりませんが、読み終わると『○○ちゃんが寝てからね!』と甘えてきます。が、のど元過ぎれば〜で、暫くすると『○○ちゃんばっかりズルイ!』、『だっこしてよ!だっこ!!だっこ〜〜!!!』の有様です。私自身も『お兄ちゃんだから我慢ね!』と良く窘められてきましたから、息子の気持ちもよく分かります。そして、その状況を、ザザをとおしてルーシー・カズンズはとても良く表現していると思います。お兄ちゃんだった、あるいはお姉ちゃんだったパパやママにもお薦めの絵本です。
なお、この本は表紙から背表紙まで必ず読まなければならない本ですので、読み聞かせの時は最後のページで「おしまい」と言わないように。背表紙のザザの言葉が微笑ましいです。