夏休みぼくはお祖母ちゃんのお蔵で、入院していた頃のつるつる頭でお母さんに抱かれた写真を見つけます。
自分の小さい時のことお医者さんにたずね、白血病であったことを知ります。病気と闘った友だちの半分はもういない。
帰り道、いつもの木立の緑や日の光が「いつもとちがう、とてもきれい」と結ばれています。ぼくにとっていのちの重さを感じた夏休みであったと思います。
絵はキャンバスに描かれ、黄色とオレンジの光が温かく降り注いでいます。字がとても少なく絵で語る部分が多いのでゆっくりページをめくると良いと思います。