「いなばのしろうさぎ」はいくつか読みましたが
お話の展開がとてもしっかりしています。
因幡の国が鳥取県であるということを
序盤にさらりと示しているところが
とても好感が持てました。
そして
兎が数比べを餌にサメたちを並べるまでの
兎の事情(嵐で流された)など
丁寧に描写されています。
この本のお話に一番ひかれたところは
兎を単なる「浅はかで、他人をだますずるいやつで、ばちが当たっただけ」という描写にとどめず
がまのほが薬になることを村人に教え
感謝されて、神様として祀られるというところまで描かれているところです。
読後感がとてもよかったです(#^^#)